オープン外構で玄関が丸見えなのが気になる。そんなご相談から、リガーデン工事をさせていただきました。詳しくお話を伺うと、「自転車を置く場所がない」、「家庭菜園の畑が欲しい」、「元々土地にあったサクランボとモミジは残したい」というご要望も聞くことができました。
ところが、目隠し・サイクルポート・菜園をそれぞれ作ればいいという単純な話ではなく、既存の外構そのままでは実現できないこともあり、どうすれば一つの庭としてまとめられるのかを検討を重ね、これだ!という提案にたどり着きました。
目隠しを立てようにも車両サイズギリギリの駐車スペースではシャッターガレージやスクリーンは設置できず、玄関を隠せそうな位置に樹木を植える余地もないため、隠すのではなく視線を逸らす方向性に転換し、石でできた球体アイキャッチを提案しました。
次に駐輪場についても、2台分の駐車でいっぱいになるため、既存の土間には自転車を置く余地がありません。そこで、思い切って出来て間もない既存擁壁の一部を取り壊し、スロープと小道をつくって庭の奥へ自転車を誘導。庭奥にサイクルポートを設置することにしました。
菜園は、いかにも菜園という畝のある整形された場所を設けるのではなく、石のレイズドベッドで高さを上げることで通常の植栽と用途を分けることにしました。
こうして作庭された「球体の奏でる庭園」、随所に細かな意匠が詰め込まれています。
肝心のアイキャッチの効果ですが、施工中から「地球儀」、「赤道くん」という単語が聞こえてくるぐらいには、すでに道行く人の目を引いていたようです。これから緑が育ってくると、庭に溶け込んだ球体が「なんだあれ?」から「通るたびに注目してしまう庭の風景」として、目を引き続けてくれるものと思います。

施工から半年たった様子

石のレイズドベッドで作った菜園畑は青々とした緑に包まれていました。

指でなぞりたくなるようなビー玉の埋め込み。


スロープはこれがこうなりました。


球体オブジェの経過写真です。まだ赤道ラインがない南半球バージョンです。


