2023.11.20
イタリア斑岩の石畳がある庭
イタリア建築のオシャレな半平屋に、イタリア斑岩ポルフィードのピンコロをウロコ張りにしています。ポルフィードの石畳は硬く、摩耗にも強いことから『永遠の石』と呼ばれ、現地でも古くから伝統的に使われる造園資材です。家屋と色調を合わせたジュラクペンアートの樹脂塗り壁は愛媛一の左官職人の匠の技、そこに暖色系の石畳が合わさり、統一感と上品さのある空間になりました。ポルフィードは今まで使ったピンコロの中でピカイチでカッコいいですねオススメです。
ちなみに、当初の予定ではオーソドックスな市松パターンの敷き方を提案していたのですが、施工途中に「前の道が狭くて車で石畳に乗り上げてしまうのが怖いので角をRにして欲しい!」とのご要望があり、ピンと閃き「え!それならば💜」と喜んで初挑戦のウロコ張りに切り替えました。Rの下段は同じポルフィードの乱張りという小細工付き!!こういうアドリブ仕事がクリエーターとしての腕の見せ所ですね。
そして、今回のメインイベントは神様の移設。この地域特有で、近隣の住宅も全て敷地から道路に向かって各々供えられており、思案の上、塗り壁をクランクさせてスペースを確保しました。お祈りをし、優しい帯で優しく吊って、ゴージャスに飾り付けました。もちろんこの作業はサービスです。神様仕事でお金を頂戴するなんて!罰が当たりますから。
敷地が広すぎて今回は玄関前のみでしたが、次は植栽、その次は裏庭、とあせらずゆっくり仕上げていくのもまたひとつの楽しみ方だと思います。末永くお付き合いできますしね。